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根岸森林公園
お知らせ
倒木した桜を生かした草木染にチャレンジしました

2019年度の新規事業としてスタートした、根岸森林公園「桜守」(さくらもり)

 

根岸森林公園「桜守」とは..

園内に450本ある桜の変化・成長を日々観察し、

いつまでも元気で咲き続けられる処置を行う公園の事業になります。

 

昨年、地域の桜を守っていくボランティアを募集。

企画に賛同いただいた方々とともに、これまで様々な形で展開してきました。

-主な活動-

●4月 根岸森林公園の桜ガイドツアー(樹木医:安部鉄雄さんを招いて)

●5月 樹名板の設置

●6月 樹木医による講習

 

そして今回(1/17(土)18(日))、

台風で倒木してしまった公園内の桜を生かすため、草木染(桜染め)に皆でチャレンジすることになりました。

 

参考  <桜守>募集時のポスター

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昨秋の台風15号では、根岸森林公園の桜も大きな被害を受けました。

一部の桜は職員の手により植え直しましたが、多くは残念ながら伐採となってしまいました。

 

「桜守」でも、この桜をなんとか良い形で生かせないかと模索していました。

その一環として..

伐採した桜を使い、草木染にチャレンジするという企画がボランティアの方から提案され、

さっそく皆でやってみることになりました。

参加者それぞれ、根岸森林公園の桜への想いを込めて..

以下、その過程をご紹介します。

 

 

まずは、桜の枝を細かく切断します。ここは職員もお手伝い。

目安20cmくらいの長さで~太くて短い枝が良いようです。

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切り目を見ると、まだ樹液が出ている。生きてるよ、って言ってるみたいですね。

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切断した枝を、ステンレス製の大きな鍋でじっくり煮込みます。

桜の色素だけを取り出すためには、はじめは水道水そのままで。

その後いちど開けたら、若干の手を加えた水道水で再びじっくり煮込みます。

じっくりじっくり時間をかけて。

静かに鍋に耳を寄せると.. 桜の声がかすかに聞こえてくるようです。

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何度か煮るうちに、

はじめ茶色かった煮汁が、だんだん赤みを帯びてきました。

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赤みが出るようになればOK。

ここの桜材を使って、何度も煮出すことができます。(10回くらいはできるようです)

煮汁は一晩冷ますことで、より濃く発色させます。

明日朝、どんな感じになっているかな? 楽しみに待ちましょう。

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併せて、染める布の糊抜きも準備しておきました。お湯を張った桶の中で、布を漬け込みます。

丹念に折りながら(屏風だたみで)、お湯に漬け込んでおきます。

きれいに仕上げるには、この工程も大事。

空気が入らないよう、丁寧に、丁寧に。

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翌朝。(この日は横浜でも雪が舞う寒い日でした)

準備しておいた布(シルク)を、媒染剤を入れた水で煮込みます。

なお、木綿の布の場合は、別の方法でコーティング。こうすることで、シルクと同じように染められます。

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さぁ、染める布の用意はできました。

ここで、前日作っておいた染色液に布を漬け込みます。

早く染めあがるよう染色液ごと煮込み、その後冷ますようにしました。

こうすることによって、より濃く染めあげることができます。

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冷めた染色液から取り出した布を、半乾きでアイロンをかければ完成。

昨年秋伐採した桜(公園内で大切に保管)を、この時期で使ったということも奏功し、

きれいに染めあげることができたようです。

伐採した桜も喜んでくれているかな..?

いいえ、私達が桜から喜びを戴いたんですよね。

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根岸森林公園の桜からの贈り物..

自然の色彩の多彩さ、奥深さ、繊細さ、優しさが伝わってくるようです。
「草木染」を通じて、豊かで美しいその魅力に、あらためて魅せられました。1580151416169

 

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参考:参加頂いたボランティアの方のブログでも紹介されています

http://yatsugatakenanroku.blog.fc2.com/

 

✿今回の講師✿

ニューヨーク・パリ・ドイツでの個展等でも活躍されている織物作家・澤田倭文子(しずこ)さん。

2日通して(2日目は雪が舞う生憎の天気にも関わらず)、都内から足を運んでいただきました。

おかげさまで、貴重かつ素敵な体験をさせていただきました。

有難うございました。

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